MD-2 Black Chrome

スーパーアンギュロン21ｍｍを装着したライツカナダ製のMD-2、ライカの特殊モデルとしてファインダーを排除したモデルはMD、MDaと進化し、このMD-2で終焉となる。生産台数が少なく、ワインダーも使用できることから広角のスナップ専用機としても人気があり、一台は手元に置いておきたい機種である。

（解説） 　ライカMD-2は1980年から製造が開始し、M6が登場する直前ぐらいまで販売されていた機種であるが、MDやMDaの時代のように業務で使うことはほぼなく、M4-2の部品を使ってマニア用に販売した機種で、数も2,600台程度しか生産されていない。 　MD系の特徴は何と言ってもファインダーそのものが無く、トップカバーに一切の窓が無いのが特徴で、今のミラーレス機のデジカメのような外観である。特にMD-2はMDやMDaがシルバーだったのに対し、全てブラッククロームで、形式名やLEICAの文字などもトップカバーに刻印されており、これらの機種の中では一番カッコいいのではないだろうか。そもそも、このような機種に手を出すマニアは重症患者で、普通の方はM4-2やM4-Pにしておきましょう。 　さて、いざMD-2を買うとなるとその生産台数の少なさから見つけにくく、価格も高そうに思われ気味ですが、意外とタマ数はありますね。中国系バイヤーに人気がないのでしょうか？今でも探せば比較的簡単に見つかりますので、狙っている方はお早めにキープしておきましょう。ちなみに、このMD-2は兄の物で、かなり外観も内部の状態もよく、私も欲しくなって困っています。ファインダーがライツの金属製でなくフォクトレンダー製なのは減点ですが・・・ 　MD-2はその機種自体がレアで、中にはボディシェル前面に赤丸のライツロゴがあるタイプも存在しますが、シルバーの存在は確認されていません。非常に生産台数が少なく、本来ならコレクターアイテムとして高価格で取引されてもよい機種なのですが、美品でも15万円、少しスレがあれば10万円未満で買えますので狙い目かもしれません。

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