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遼寧省　渾河　篇 Liaoning Province Hunhe

瀋陽は東北地方撮影の拠点になる都市で、中国入国後、北京駅から夜行の直達特快（オール寝台車）53次に乗って翌朝に瀋陽へ到着するパターンが多く、ここから列車に乗り継いで黒竜江省や吉林省の撮影地へ向かう訳だが、そのまま乗り継ぐと一日無駄になるので、ここで夕刻の列車までウォーミングアップするのが中国鉄の間では定番（帰路のパターンも同様）となっていた。 　大連〜哈爾濱の本線がまだ非電化の時代なら、瀋陽郊外のジャンクションである渾河や蘇家屯機務段、瀋陽鉱務局、鞍山鋼鉄公司などへ訪問することができた。しかしながら、この大動脈が電化されると蘇家屯は電気機関車の機務段になり、前進型は瀋局西段（皇姑屯）へ移され、大連や長春、丹東方面など渾河を通る前進型の運用は一気に消滅した。 　私は1993年と94年の年末に2回この渾河へ訪れているが、いずれも短時間の滞在で真剣に撮影していないのが悔やまれる。93年当時は少し待てばどこからともなく（線路が複雑なので何線の貨物かさっぱり分からない）前進型の貨物がやって来たが、翌94年はDLの姿が目立ってきたように記憶している。瀋陽郊外で蘇家屯機務段や瀋陽鉱務局専用線にも近く、鞍山鋼鉄公司撮影の途中で寄り道できる渾河は大変ありがたい撮影地だっが、今はすっかり様変わりしていることだろう。

Dec.1993　渾河駅を通過するQJ6477貨物　PENTAX67+SMC165mm/F2.8 T-MAX400

Dec.1993　渾河駅　DF4-1543貨物　PENTAX67+SMC165mm/F2.8 T-MAX400

Dec.1993　渾河駅を通過するQJ6477貨物　PENTAX67+SMC165mm/F2.8 T-MAX400

Dec.1993　渾河は複雑な線路形態なのでどこから来るか分からない　PENTAX67+SMC165mm/F2.8 T-MAX400

Dec.1993　渾河駅に進入するQJ6476貨物　PENTAX67+SMC165mm/F2.8 T-MAX400

Dec.1993　渾河駅　QJ3418貨物　PENTAX67+SMC165mm/F2.8 T-MAX400

Dec.1994　渾河の郊外を行く前進型貨物と単機回送　Canon F-1N+NFD85mm/F1.8 T-MAX100

Dec.1994　渾河の郊外を行く前進型貨物　Canon F-1N+NFD85mm/F1.8 T-MAX100

Dec.1994　渾河の郊外を行くDFH3-0041（瀋局丹段）　Canon F-1N+NFD85mm/F1.8 T-MAX100

Dec.1994　渾河の郊外を行くQJ3074貨物　Canon F-1N+NFD50mm/F1.2 T-MAX100

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